保護者の方の勉強室

集中力と持続力をつけるためには!

最近、お子さん達は、集中力・持続力が

非常に低下している様に見えます。

 

 

これはテレビのCMなどの影響だという意見を耳にしたことがあります。

CMは15秒~1分くらいの短い時間で

商品を印象づけなければならないので、

画面の切り替えも早く、

たたみこむような落ち着きの無いものに仕上がってしまいます。

生まれたときからCMの洗礼を受けたお子さんは、

これに適応してしまい、

一つの事に集中できる時間がテレビのCM並みになってしまう

という見方があります。

 

また、赤ちゃんの時からこのメディアを日々目にする事で、

思考にも大きな影響を与え、

お子さんが成長するにつれて多動性が

目立つようになる一因になるとも言われています。

 

これはあながち間違いではないと思います。

たしかに最近の小学生をみていると授業中、

じっと落ち着いていられないお子さんが激増しています。

また車社会にも象徴されるように、

長時間歩くこともなくなり、忍耐力や持続力

をつけるチャンスが少なくなっています。

 

では、お子さんの集中力・持続力を

つけるにはどうすればよいか。

激しいスポーツに打ち込める場合はよいのですが、

そうではない場合はどうすべきか。

 

何でも良いので、毎日欠かさずやらなければならない日課を

与えてみてください。

例えば、食事後の片付けやゴミ出し、お風呂の掃除など、

年齢に応じて、あまり負担にならないことを選びます。

 

 

大切な事は、

「本人が納得していること」、

「特別な事情が無い限り毎日行わせる」

ことです。

日課として体で覚えこんでいく事によって、

習慣化し苦痛感も少なくなっていきます。

お子さんとして例外を許さず、やっていることを

ときどき、誉めてあげるとさらに続ける意欲がわいてくるものです。

 

こうして一つの事でもやり通すことに喜びを覚え、

自信がつけばしめたものです。

すると、漢字や英単語の暗記などの

お子さんの嫌がる地道な努力の必要な勉強にも、

良い影響が出てくると思います。

 

毎日続ける事で得れる喜び、

勉強であれば基礎学力の定着が

図れるのではないでしょうか。

 

いきなり勉強での習慣づけでなく、

 

 

日々の生活内容から習慣づけをしてみてはいかがでしょうか。