親御さんもなにかを習慣化しようとしたとき、
一度は三日坊主になったことがあると思います。
三日坊主になる最も多い原因は、
「今日ぐらいいいだろう。」
という例外を認めてしまうことです。
毎日、日記をつけようと決意したものの、
途中で一度でも「今日ぐらい・・・。」という日があると、
ずるずると「今日ぐらい」という例外の日が増えてしまい、
いつしか例外が例外でなくなったという体験を
お持ちの方も少なくないと思います。
いったん「やる」と決めたら、
例外を認めないことが、
その習慣化する最良の方法です。
このことは、お子さんをしつけるうえでもとても重要なことです。
しつけの基本は、何事にも動じない一貫性にあります。
同じ事をして注意されたり、許されたり、
しつけに例外を認めることは、
お子さんのわがままを助長するようなものです。
いくらお子さんに「今日だけは例外だよ。」と念を押しても、
例外を認めてしまえば、
次回も許してもらえると期待します。
いったんくずれたルールを回復させるためには、
信用と同じで、ゼロからの出発よりも何倍も難しいのです。
しつけを効果的に行うには、
最初から例外を認めない姿勢を貫いておけば、
あとはスムーズにいくはずです。
自分自身も同様に、例外を作らないように気をつければ、
習慣化することも苦ではなくなるでしょう。