受験勉強について、ただ一生懸命に勉強をする時間を増やしと努力を注げば、すべて学力が向上するわけではありません。
学習する力を100%出すためには、
「健康な頭脳」、それを支える「強いからだ」
がどうしても必要です。
「健康な頭脳」、それを支える「強いからだ」で
入試までの期間を乗り切るためには、
日々の生活習慣がとても大切になってきます。
そこで今回は、受験に役立つ生活改善方法をお話しいたします。
【生活リズムを朝に置き換える】
昔から「早起きは三文の得」と言いますが、
受験生は特に早起きの習慣が必要と考えています。
学校と同じように、
入試の大半は午前中の早い時間から実施されます。
入試までの努力を最大限に生かすためには、
午前中の脳の状態をベストにする必要があります。
朝型の人は、起床後すみやかに脳が活性され、
機能が向上した状態で入試にのぞむことができます。
これに対し夜型の人は、午前中体温があまり上がりません。
さまざまな能力が朝型の人に比べて劣ることが、
実験で確認されています。
深夜まで追い込みをかける受験生の方も多いと思います。
追い込みの時間帯を早朝に変え、
朝型の生活を心がけてみてはいかがでしょうか。
また、朝の軽い運動は、交感神経が刺激されて、
体温が高まり脳を目覚めさせることができます。
また、やる気と集中力が高まると言われています。
ジョギングや体操などの軽い運動を心がけることも、
受験生の方にとって必要なことかもしれません。
【朝食は必ず食べる】
「夜食をとって勉強して、朝は食欲がなく朝食抜き」
はあまりお薦めでません。
朝食をきちんととるかどうかで、
一日の学習効果が大きく変わります。
食事をして血糖値があがると、
学習効果を高める物質が千倍になると言われています。
そのピークは食後2~3時間後なので、
その結果最も頭がさえているのは食後2~3時間後という
ことになります。
試験開始の2~3時間前に朝食をとると
消化も十分に進み体温の上昇も期待できます。
学習の主役は、いうまでもなく脳です。
脳も他の器官や組織と同様に栄養素を必要としています。
ご飯やパンなどの糖質を中心に、他の栄養素もバランスよく含んだ、
消化のよいものを摂取してください。
これは、受験生の方にだけではなく、
小1生や幼児(幼稚園生)からの習慣つけが、
そのお子さんの未来を大きく変えていきます。
現在の学校教育では、すでに小学校入学時点で、
学習能力の差が大きく見受けられます。
また、学年が進むほどに学力不足の取り戻しに苦戦している
お子さんが多いため、中学校では学力の二分化が加速しております。
今からできる事、明日から生活リズムを変革してみてください。