定期試験・入試等の重要なテストでよく働く脳に
するためには、
体調をベストな状態に保つことが必要です。
「規則正しい生活」と「バランスの良い食事」を
摂取することが高得点獲得への重要なポイントになります。
①規則正しい生活を
テスト前等は深夜まで勉強に励み、
朝は寝坊し、朝食をとらず学校へ行くこともあるでしょう。
しかし、健康な体でテストに挑むためには、
朝食、睡眠もどちらもとても大切です。
〇睡眠は十分に
神経伝達物質は睡眠中につくられます。
つまり、睡眠時間が不足すると、
次の日に「記憶力の減退」や「イライラ」につながる言われています。
睡眠時間を切りつめだらだらと勉強をするか、
目覚めている時間をいかに有効に使うか、
どちらが心身に良いことかおわかりですね。
○朝食はしっかり摂る
朝は眠っていたからだが活動し始めるときです。
その原動力になるのが朝食です。
睡眠中の脳は、エネルギーを使い果たしているため、
朝には脳のエネルギー源はほとんどありません。
朝食をとると、エネルギーの補給ができ体温が上昇して、
からだの機能が目覚めます。
朝食にエネルギーを補給しなければ、集中力や記憶力が低下します。
したがって、朝のエネルギー不足は致命的になります。
理想的な朝食とは、
脳のエネルギー源となる糖質を含むご飯やパンなどの主食に、
卵・魚・肉などのタンパク質、
ビタミン・ミネラルを含む野菜料理といった献立です。
朝、時間に余裕がないときでも、
パンや牛乳などの軽食だけでもとらないと、
脳は午前中十分に活動できません。
②バランスの良い食事をとる
理想的な食事とは、1日に30品目の食品をまんべんなく摂ることです。
和食を献立の中心にすると、カロリーは控えめで、
ビタミン・ミネラルなど、
体や脳の働きをよくする栄養素が摂りやすくなります。
脳と体をリフレッシュさせる栄養素が必要です。
なかでも、以下の栄養素は多めに摂りたいものです。
●頭のエンジン「タンパク質」
~牛乳・卵・魚・肉・豆腐など
●頭脳強化ビタミン「ビタミンB」
~魚・肉・納豆・ピーナッツなど
●心の安定剤「カルシウム」
~牛乳・小魚・チーズ・ヨーグルトなど
●便秘の解消「食物繊維」
~野菜・いも・きのこ・海藻類など
③その他の注意
インスタントラーメンなどは糖質が多く、
脳の働きを鈍くするだけでなく、胃袋をふくらませ眠気を誘います。
極力避けたいものです。
幼児、小学校低学年からの普段の生活改善が、
大きくお子さんの成長を変えます。