保護者の方の勉強室

志望校合格に向けての生活スタイル(6月号)

志望校合格へは、努力すればするだけ

成功に近づきます。

しかし、少しでも効率よく、

努力を成果へ結び付けたいと

誰しも思うはずです。

 

その努力を100%生かすためには、

スポンジのように知識を吸い込み、

柔らかい発想を生み出す健康な「頭脳」と、

 

それを支えるタフな「からだ」が必要です。

 

健康な「からだ」「頭脳」で入試までの期間を乗り切るには、

日常の生活が大切になってきます。

 

そこで今回は、受験に向けての生活スタイルの整え方を

紹介させていただきます。

生活スタイルを朝型にすると

「早起きは三文の得」になると言われます。

受験生の方は特に早起きの習慣がどうしても必要です。

 

入試の大半は午前中に行われます。

入試までの努力を最大限に生かすためには、

午前中の脳の状態をベストにしなくてはいけません。

 

普段から朝型の習慣を身につけている方は、

起床後すみやかに脳が活性し、

機能が向上した状態で試験にのぞむことができます。

 

これに対し夜型の方は、午前中体温が上がりきらず、

さまざまな能力が朝型の人に比べて劣ることが、

実験で確認されています。

 

深夜まで追い込みをかける受験生の方も多いでしょうが、

追い込みの時間帯を早朝に変え、

朝型の生活スタイルを心がけましょう。

 

また、朝の軽い運動は、交感神経が刺激されて、

体温が高まり脳を目覚めさせることができ、

やる気と集中力が高まります。

 

ジョギングや体操などの軽い運動を心がけることも、

受験生にとって必要です。

 

夜食をとって勉強し、朝は食欲がなり朝食抜くというのは、

受験生にありがちです。

朝食をきちんととるかどうかで、

一日の学習効果が大きく変わります。

 

食事をして血糖値があがると、

学習効果を高める「FGF(繊維芽細胞促進因子)」という物質が

千倍になるとも言われています。

 

そのピークは食後2~3時間後であり、

その時間帯が最も頭がさえているということになります。

 

試験開始の2~3時間前に朝食をとると

消化も十分に進み体温の上昇も持続します。

 

学習の主役は、いうまでもなく脳です。

脳も他の器官や組織と同様に栄養素を必要としています。

 

ご飯やパンなどの糖質を中心に、

他の栄養素もバランスよく含んだ、

消化のよいものをとりましょう。

 

受験日の1~2週間前から生活スタイルを変えるより、

早いうちから朝型のスタイルへ切り替えると、

学習能率向上と、試験時の集中力アップを見込めます。

 

 

生活スタイルの見直しをしてみてはいかがでしょうか。