勉強方法には、
「得意分野を伸ばす」方法と
「不得意分野を克服する」方法
があります。
どちらにも必要な方法です。
親御さんは、どうしても自分の子に対しては
短所(できないところ)ばかり目がいってしまいます。
日本の文化は「恥の文化」だといわれます。
例えば、昔は
「世間様に顔向けできない。」
「親に顔向けできない。」
「ご先祖様に顔向けできない。」
というフレーズが力を持っていた時代でした。
朝、お子さんが通学するために家を出る時間
は決まっていると思います。
朝食づくりの時間も、
朝食を食べるために必要な時間も、
だいたい決まってしまいます。
ですから、時間を逆算すれば、
朝食をつくり始めなければならない時間も、
食べ始める時間も当然決まってきます。
親御さんとお子さんとの三者面談をしているときに
少し気になる事があります。
それは、お子さんに質問をすると、すかさず親御さんから
その答えが返ってくる場合です。
親御さんにしてみれば、お子さんが自分の考えを
うまく伝えられずモタモタしているを見ると、
イライラしてつい代弁してしまうのだと思います。
お子さんが何かに疑問を抱いたとき、
お子さんにどのような答え方をされていますか?
お子さんがが疑問を抱くときは、
脳の活動が大きく飛躍し、
自分自身でものを考える力をつけていく絶好の機会です。
お子さんがみずから勉強するようになるためにも、
答え方には注意がとても大切です。
一生懸命やったことが失敗し、
それを人から叱られる・・・。
お子さんでなくても
大人でもうれしいものではありません。
お子さんはしかられた事に反発して、
自分の失敗を反省する余裕さえも
失ってしまうこともあるでしょう。
ある小学校の遠足で、
「遊園地に行って先生が「好きなものに乗っていいよ。」
と自由行動を指示したところ、
「解散場所から動こうとしないお子さんが
たくさんいて驚いた。」
という先生の話を聞いたことがあります。
「国語力はすべての教科の基礎」とよく言われます。
国語力のベースは、「日本語力」なります。
日本語を駆使する力(日本語力)は、
日常の生活の中で育ちます。
これに対して、勉強で習得する国語力とは、
読解力・作文力等の日本語力の応用になります。
お子さんが嫌う言葉に、
「さっさと早くやりなさい!」があります。
しかし、お子さんがグズグスしている姿をみると
親御さんとしては、ついついこう言いたくなる
お気持ちはとてもよくわかります。